◆薬剤師国家試験日程概要
薬学部の学生でない場合、まずは大学を受験する必要があります。
2005年以前に入学した場合は4年制課程で、2006年以降に入学した場合は6年制課程を卒業(見込含)すると、薬剤師国家試験の受験資格が与えられます。
合格すると薬剤師免許を取得できます。
(合格しないと次年度チャレンジとなる。)
試験の詳細
第101回薬剤師国家試験概要 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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願書受付期間 | 平成28年1月4日(月)から15日(金)まで | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試験日 | 平成28年2月27日(土)、28日(日) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
合格発表 | 平成28年3月28日(月)午後2時 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
受験地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試験科目 |
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◆試験執行・主催
●薬剤師法第11条
試験は、薬剤師として必要な知識及び技能について行なう。
●薬剤師法第18条(抜粋)
試験は、毎年少なくとも1回、厚生労働大臣が行なう。
薬剤師国家試験は、厚生労働省医政局が監修しており、薬剤師法に基づいて行われる国家試験です。
◆受 験 資 格
- 学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学において、薬学の正規の課程(同法第87条第2項に規定するものに限る。)を修めて卒業した者
- 外国の薬学校を卒業し、又は外国の薬剤師免許を受けた者で、厚生労働大臣が前号に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定したもの
◆試験地・受験会場
北海道、 宮城県、 東京都、 石川県、 愛知県、 大阪府、 広島県、 徳島県、 福岡県
◆試 験 科 目
2012年3月から6年制の試験制度になり、97回試験から新薬剤師国家試験になりました。
試験区分は大きく、必須問題と一般問題試験に分けられ、
さらに一般問題試験は薬学理論問題と薬学実践問題に分けられます。
科目としては、
- 物理・化学・生物
- 衛生
- 薬理
- 薬剤
- 病態・薬物治療
- 法規・制度・倫理
- 実務
の7科目です。
科目と区分のそれぞれの問題数は下記の通りです。
科目/区分 | 必須問題 | 一般問題試験 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
薬学理論問題 | 薬学実践問題 | |||
物理・化学・生物 | 15問 | 30問 | 15問 | 60問 |
衛生 | 10問 | 20問 | 10問 | 40問 |
薬理 | 15問 | 15問 | 10問 | 40問 |
薬剤 | 15問 | 15問 | 10問 | 40問 |
病態・薬物治療 | 15問 | 15問 | 10問 | 40問 |
法規・制度・倫理 | 10問 | 10問 | 10問 | 30問 |
実務 | 10問 | - | 85問 | 95問 |
合計 | 90問 | 105問 | 150問 | 345問 |
薬学理論問題に、実務の科目はありません。
薬学実践問題は、「実務」20問、及びそれぞれの科目と「実務」とを関連させた複合問題130問からなります。
以前までの試験科目
- 基礎薬学 60問
- 医療薬学 120問
- 衛生薬学 40問
- 薬事関係法規及び薬事関係制度 20問
◆試 験 時 間
試験は2日間の日程で行われます。
2日間とも丸1日かかるスケジュールです。
試験時間は、1日目計355分、2日目計375分、2日合計で730分(約12時間)です。
問題数は345問なので、単純計算で1問に2分程度しかかけられないことになります。
日程 | 試験時間 | 試験科目 |
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1日目 | 9:30〜11:00(90分) | 必須問題:物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、 法規・制度・倫理、実務 |
12:30〜15:00(150分) | 薬学理論問題:物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理 | |
15:50〜17:45(115分) | 薬学理論問題:薬理、薬剤、病態・薬物治療 | |
2日目 | 9:30〜11:35(125分) | 薬学実践問題:物理・化学・生物、衛生、実務 |
13:00〜14:40(100分) | 薬学実践問題:薬理、薬剤、実務 | |
15:30〜18:00(150分) | 薬学実践問題:病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務、実務 | |
合計 | 90問 | 105問 |
薬学実践問題の実務科目は各科目との複合問題です。
◆出 題 基 準
◆受験者数推移
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◆合 格 発 表
3月下旬
◆合 格 基 準
以下のすべてを満たすこと。
- 全問題への配点の65%を基本とし、問題の難易を補正して得た実際の総得点以上であること。
- 一般問題について、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の35%以上であること。
- 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の50%以上であること。
科目/区分 | 必須問題 | 一般問題試験 | 出題合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
出題数 | 合格基準 | 薬学理論問題 | 薬学実践問題 | 合格基準 | |||
物理・化学・生物 | 15問 | 各科目 50%以上 |
30問 | 15問 | 35%以上 | 60問 | |
衛生 | 10問 | 20問 | 10問 | 40問 | |||
薬理 | 15問 | 15問 | 10問 | 40問 | |||
薬剤 | 15問 | 15問 | 10問 | 40問 | |||
病態・薬物治療 | 15問 | 15問 | 10問 | 40問 | |||
法規・制度・倫理 | 10問 | 10問 | 10問 | 30問 | |||
実務 | 10問 | - | 85問 | 95問 | |||
合計 | 90問 | 70%以上 | 105問 | 150問 | 345問 | 65% |
配点は1問2点ですので、総得点690点の65%以上の450点以上で合格です。
ですので、合格するには最低でも下記の問題をクリアしないと合格できないことになります。
科目/区分 | 必須問題 | 一般問題試験 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
薬学理論問題 | 薬学実践問題 | |||
物理・化学・生物 | 8問以上 | 16問以上 | ||
衛生 | 5問以上 | 11問以上 | ||
薬理 | 8問以上 | 9問以上 | ||
薬剤 | 8問以上 | 9問以上 | ||
病態・薬物治療 | 8問以上 | 9問以上 | ||
法規・制度・倫理 | 5問以上 | 7問以上 | ||
実務 | 5問以上 | 30問以上 | ||
合計 | 63問以上 | 225問以上 |
◆合 格 者 数
新卒既卒合わせた全体では、約8,400人程度の合格者が毎年誕生しています。
◆合 格 率
6年制、旧4年制、新卒、その他、男女別を合わせた全体の合格率は70%〜80%です。
合格率の推移を見ることで、ある程度の難易度がわかります。
◆試験結果データ・統計
試 験 概 要
薬剤師国家試験概要 | |
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願書出願期間 | 例年1月上旬〜1月中旬 |
試験期日 | 3月上旬の2日間 |
試験地 | 北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県、福岡県 |
試験内容 |
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受験資格 |
(1)薬剤師法第15条第1号の規定に基づく受験資格 学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学において、薬学の正規の課程(学校教育法第87条第2項に規定するものに限る。)(以下「6年制薬学課程」という。)を修めて卒業した者(平成26年3月26日(水曜日)までに卒業する見込みの者を含む。) (2)薬剤師法第15条第2号の規定に基づく受験資格 外国の薬学校を卒業し、又は外国の薬剤師免許を受けた者で、平成24年4月1日以降に、厚生労働大臣が(1)に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定した者 (3)薬剤師法の一部を改正する法律(平成16年法律第134号。以下「改正法」という。)附則第2条及び第3条の規定に基づく受験資格
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受験手数料 | 6,800円 |
合格発表 | 3月下旬 |
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