第103回薬剤師国家試験概要
願書受付期間 平成30年1月4日(木)から16日(火)まで
試験日 平成30年2月24日(土)、25日(日)
合格発表 平成30年3月27日(火曜日)午後2時
受験地

北海道宮城県東京都石川県愛知県大阪府広島県徳島県福岡県

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試験科目
科目/区分 必須問題 一般問題試験 合計
薬学理論問題 薬学実践問題
物理・化学・生物 15問 30問 15問 60問
衛生 10問 20問 10問 40問
薬理 15問 15問 10問 40問
薬剤 15問 15問 10問 40問
病態・薬物治療 15問 15問 10問 40問
法規・制度・倫理 10問 10問 10問 30問
実務 10問 - 85問 95問
合計 90問 105問 150問 345問

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◆薬剤師国家試験難易度

薬剤師国家試験は、必須問題と一般問題試験(薬学理論問題・薬学実践問題 )に区分され、
「物理・化学・生物」、「衛生」、「薬理」、「薬剤」、「病態・薬物治療」、「法規・制度・倫理」、「実務」の
7科目からなる問題を2日間で345問解き、全体の65%以上を取らないと合格できない試験ということで、
難易度が高い試験のように見えます。

ですが、国家試験の合格率を見るとそうでもないようです。

薬剤師国家試験合格率推移


少なくとも試験を受験した人が合格する割合は、およそ8割弱。(新卒者に限ると9割弱)
受験さえすることができればかなりの確率で、国家試験に合格することができる試験です。

薬学部薬学科(新課程では6年制の薬学科)できちんと勉強し卒業できさえすれば、
国家試験に合格するのはさほど難しくないようです。


◆その他既卒には厳しい試験

旧4年制時代、6年制時代共に新卒の合格率は高いですが、その他既卒となると合格率は、ガクンと下がります。

新卒の合格率が8割台後半なのに対し、既卒の合格率はこれまでの旧4年制時代ですと5割、
現在の6年制では平均して3割程度と、その差は歴然。

薬剤師国家試験結果データ・統計


この傾向は薬剤師試験に限ったことではなく、医療系国家試験では同じような傾向にあります。


6年制卒以外のその他薬剤師国家試験結果データ・統計
試験年度(試験実施) 試験回 受験者数 合格者数 合格率
平成24年度
(平成25年実施)
第98回 731 103 14.1%
平成23年度
(平成24年実施)
第97回 1,202 459 38.2%
平均 - 967 281 29.1%

旧4年制時代のその他薬剤師国家試験結果データ・統計
試験年度(試験実施) 試験回 受験者数 合格者数 合格率
平成22年度
(平成23年実施)
第96回 3,119 1,403 44.9%
平成21年度
(平成22年実施)
第95回 5,402 3,264 60.4%
平成20年度
(平成21年実施)
第94回 4,456 2,195 49.3%
平成19年度
(平成20年実施)
第93回 3,748 1,835 48.9%
平成18年度
(平成19年実施)
第92回 3,321 1,629 49.1%
平成17年度
(平成18年実施)
第91回 2,591 1,002 38.7%
平成16年度
(平成17年実施)
第90回 2,964 1,734 58.5%
平成15年度
(平成16年実施)
第89回 2,544

1,304 51.3%
平成14年度
(平成15年実施)
第88回 2,505 1,415 56.5%
平成13年度
(平成14年実施)
第87回 2,781 1,597 57.4%
平成12年度
(平成13年実施)
第86回 2,475 1,207 48.8%
平成11年度
(平成12年実施)
第85回 2,909 1,588 54.6%
平成10年度
(平成11年実施)
第84回 3,233 1,723 53.3%
平成9年度
(平成10年実施)
第83回 2,982 1,377 46.2%
平成8年度
(平成9年実施)
第82回 2,835 1,362 48.0%
平成7年度
(平成8年実施)
第81回 3,112 1,681 54.0%
平成6年度
(平成7年実施)
第80回 3,192 1,459 45.7%
平成5年度
(平成6年実施)
第79回 2,460 951 38.7%
平成4年度
(平成5年実施)
第78回 3,010 1,819 60.4%
平成3年度
(平成4年実施)
第77回 1,901 785 41.3%
平成2年度
(平成3年実施)
第76回 1,403 656 46.8%
平成元年度
(平成2年実施)
第75回 1,466 879 59.9%
平均 - 2,928 1,494 51.0%

◆国家試験の受験資格が得られる6年制の薬学科等に入る難易度

国家試験は、合格率が示しているとおり、卒業できればかなりの確率で合格できるようですが、
それより、薬剤師国家試験の受験資格を得られる6年制の薬学科等に入るほうが難しいかもしれません。


薬学部薬学科の中でも、学費偏差値薬剤師国家試験合格率にもかなりの差があります。
合格率の実績が高い大学や、学費が安い国公立大学に、より人気が集まり倍率が上がり、難易度がアップします。

偏差値でいうと、国立や偏差値が高い私立などはですと、最低でも60はないと厳しいでしょう。

これらの条件下で医学部までもないにしろ、同年代の上位陣と競い合うということで、
大学にもよりますが、他の学部より必然と難関となりうる要素があります。
(医学部医学科と違うところは、私立薬学科では、偏差値50を切る大学が多数あります。)


◆6年制の薬学部薬学科を卒業する難易度

しっかり勉強していれば、卒業することはできるでしょう、しかし、
成績が悪かったり、国家試験に合格する確率低いとみなされた場合、
国家試験を受験させてもらえずに留年や卒業延期する場合があるようです。
この傾向は合格率が高い他の医療系国家資格でも同様にみられますが、薬学部でも同様のようです。

薬剤師国家試験の合格率が高いのは、卒業試験ではねられた学生の国家試験受験の受け控えによってということが少なからずあるということで、卒業試験も関門の一つということになります。

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